※ なお、平成 26 年 12 月 31 日までに認定されていた方は 3 年間の経過措置が適用になります。
1.旧制度との比較
2.自己負担の考え方
区 分 旧制度(H26. 12. 31 まで) 現 行 制 度
対象疾病 11 疾患群・514 疾患 14 疾患群・722 疾病( H29. 4∼)
階層算定の対象者 生計中心者 医療保険上の世帯員全員
階層算定の基準 所得税額 市町村民税(所得割額)
患者負担割合
医療保険の自己負担分 3 割
(未就学児は 2 割)
医療保険の自己負担分 2 割
(未就学児は変更なし) 入院・外来の区別 入院・外来別に負担限度額を適用 入院・外来を区別しない 自己負担限度額
入院 0 円∼11, 500 円 外来 0 円∼ 5, 750 円
0 円∼10, 000 円(既認定者の経過措置) 0 円∼15, 000 円(新規認定者) 院外処方の薬剤代
及び訪問看護
自己負担なし 自己負担限度額に含む
入院時食事代 自己負担なし
既認定者( 経過措置) … 自己負担なし 改正後新規認定者… 自己負担 1/ 2
重症患者 自己負担なし 自己負担あり
市町村民税非課税者 自己負担なし 自己負担あり
人工呼吸器等装着者 ( 制度の適用なし) 月額自己負担限度額が 500 円 同一世帯按分 患児が複数の場合 1/10
同一世帯内の対象者で按分
(指定難病対象者を含む)
血友病患者 自己負担なし 自己負担なし
小 児 慢 性 特 定 疾 病 医 療 費 助 成 制 度 の 概 要 に つ い て
既認定者は負担の軽減をはかるため、H29 年 12 月 31 日までは下表の右側「既認定者」の欄を適用します。
階 層 区 分
階層区分の基準
自己負担限度額(患者負担割合 2 割、外来+入院)
原則(新規認定者)
既認定者(経過措置 3 年)
一般
重症
【※ 2】
人工呼吸器 等装着者
【※ 3】
一般 現行の 重症 対象者
人工呼吸器 等装着者
【※ 3】
Ⅰ 生活保護 0 0 0 0
Ⅱ
市町村民税 非課税世帯
【※ 1】
低所得Ⅰ
(年収 80 万円以下)
1, 250
500
1, 250
1, 250
500
Ⅲ
低所得Ⅱ
(年収 80 万円超)
2, 500 2, 500
Ⅳ
市町村民税 課税世帯
一般所得Ⅰ
市町村民税所得割額 ( ∼7. 1 万円未満)
5, 000 2, 500 2, 500
2, 500
Ⅴ
一般所得Ⅱ
市町村民税所得割額 ( 25. 1 万円未満)
10, 000 5, 000 5, 000
Ⅵ
上位所得
市町村民税所得割額 ( 25. 1 万円以上∼)
15, 000 10, 000 10, 000
入院時の食費療養費 1/ 2 の自己負担 自己負担なし
※ 1 階層区分Ⅱ、Ⅲの「年収」とは、対象児童の保護者の①地方税上の合計所得金額、②公的年金、③特別児童扶養手当等の手当の 合計額を指します。
※ 2 ①高額な医療が長期的に継続する人(医療費総額が月額5万円(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が月額 1万円)を超える月が年間で6回以上ある場合)、②重症患者基準に適合する人、のいずれかが該当します。
※ 3 人工呼吸器又は体外式補助人工心臓等を使用している人が対象となります。
2.自己負担限度額表(月額)
① 自己負担は、 「医療費の2割」と「自己負担限度額」を比べます
患者の自己負担割合は、医療費総額の2割です。この2割の金額と、自己負担限度額を比べて、低い方の金額を支 払います。また、今まで無料だった院外処方の薬剤代と訪問看護についても、自己負担の対象となります。
②世帯の状況を確認します
自己負担限度額を決めるための所得を確認する単位は、患者本人と同じ医療保険に加入している「医療保険上の世 帯」です。
① 指定医制度
平成 27 年 1 月 1 日以降、医療意見書を作成することのできる医師は、都道府県・政令指定都市・中核市が指定した 医師に限られます。申請時に指定医の作成した意見書を提出する必要があります。
指定医の情報については、各自治体のホームページ等で公表されます。
② 指定医療機関制度
平成 27 年 1 月 1 日以降、小児慢性特定疾病の医療費助成が受けられる医療機関等(病院・診療所、薬局、訪問看護 ステーション)は、都道府県・政令指定都市・中核市が指定した指定医療機関に限られます。
指定医療機関の情報については、各自治体のホームページ等で公表されます。
同じ月に複数の医療機関等を利用した場合、それぞれの自己負担額を合算して自己負担限度額を適用します。患者 は、受診時に「自己負担限度額管理票」を持参し、医療機関等の窓口で、その月の自己負担額の累計を管理票へ記録 してもらいます。累計が自己負担限度額に達すると、それ以上のお支払いはありません。
③ 所得の状況を確認し、自己負担限度額の階層区分を決めます
ア)誰の分を確認するか
・国民健康保険・国民健康保険組合に加入しているとき ⇒ 保険加入者全員分の市町村民税の状況を確認します。
・社会保険(被用者保険)に加入しているとき⇒ 被保険者分の市町村民税の状況を確認します。 イ)市町村民税が非課税のとき
アで確認した市町村民税の状況が非課税のときは、「保護者の年収」を合算します。
3.自己負担の考え方
5.指定制度
(例) 住民票上の世帯
住民票上は1つの世帯だが、医療保険上は2つの世帯になる
≪社会保険に加入≫ 父(被保険者) 母・子(被扶養者)
≪国民健康保険に加入≫ 祖父 祖母
医療保険上の世帯 医療保険上の世帯
■ 自己負担限度額の特例■
以下の場合は自己負担限度額が軽減されます重症① 高額治療継続 H27. 1. 1 以降に新規に認定された方のみが対象となります。既認定者は対象になりません。
重症② 重症患者認定 重症患者認定基準に該当する人が対象となります。
人工呼吸器等装着者
常時、人工呼吸器・体外式補助人工心臓等(埋込式補助人工心臓含む)を装着している人が 対象です。医師の診断書により審査を行います。
指定難病や小児慢性に認定 された方が同世帯に居る場合
自己負担限度額を按分して、負担を軽減します。
(例)自己負担限度額が 10, 000 円で、同じ月に3つの医療機関を受診するとき
1 月 10 日 A病院 診察・薬代
医療費総額の 2割分
8, 000 円
自己負担額 8, 000 円
(累計) (8, 000 円)
1 月 12 日 B薬局 診察・薬代
医療費総額の 2割分
4, 000 円
自己負担額 2, 000 円
(累計) (10, 000 円)
1 月 25 日 Cクリニック 診察・薬代
医療費総額の 2割分
6, 000 円
自己負担額 0 円
(累計) (10, 000 円)